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ADDRESS関数 - 行と列を指定すると、どこのセルかわかる

関数の基礎

ADDRESS関数とは

ADDRESS関数は、何行目の何列目かを指定すると、それがどこのセルかを返す関数です。

公式説明では下記のようになってます。

指定されたセルの参照を文字列の形式で返します。

機能を文章で表すと、わかりにくくなるタイプの関数ですね。

難しく考えず、要は

Q.10行目の5列目ってどこのセルだっけ?
A.あそこはE10セルだよ

という事がわかる関数です。

ADDRESS関数の使い方

式:=ADDRESS(行番号,列番号,[参照の種類],[参照形式],[シート名])

行と列は必須項目で、参照の種類と参照形式、シート名は省略可能です。

参照の種類は1~4の数値で指定でき、内容は下記のとおり。
1・・・絶対参照
2・・・行絶対、列相対
3・・・行相対、列絶対
4・・・相対参照

参照形式は0か1で指定でき、内容は下記のとおり。
0・・・R1C1形式
1・・・A1形式

省略すると、参照の種類は1の絶対参照、参照形式は1のA1が指定されます。

絶対参照と相対参照について知りたい方は下記記事をご覧ください。

ADDRESS関数を使ってみる

使い方がわかったら、実際に使ってみましょう。

今回の例題は全て、10行目の5列目を指定します。

行・列のみ

10行目の5列目はE10セルで、E10セルの絶対参照ということで$マークがつき、下図のとおり$E$10となります。

参照の種類を指定

参照の種類では、絶対参照か相対参照か($マークがつくかどうか)を決めます。

4種類から選ぶことができ、省略時は絶対参照となりますが、個人的には相対参照で使う事が多いため、省略することの方が珍しい感じです。

参照形式を指定

参照形式では、A1形式とR1C1形式のどちらにするかを選べます。

0がR1C1形式で、1もしくは省略の場合だとA1形式となります。

馴染みがあるのはA1形式ですね。

そのため、参照の種類とちがって、こちらは省略する事が多いです。

シート名を指定

シート名を指定すると、結果の先頭にシート名!がついてきます。

ついてくるだけです。

なので、開いているファイル内に存在しないシート名を入力しても大丈夫です。

ADDRESS関数を使って別の式を組む時などには便利ですね。

組み合わせ例

単体で使う事もありますが、MATCH関数などの、指定した値を探し出すような関数と相性が良いです。

例えば、表中からセイウチ太郎を探し出し、居場所を調べる式を組んでみましょう。

MATCH関数でE列からセイウチ太郎を探します。(結果は6となる)

ADDRESS関数では、行数にMATCH関数、列数は5を直接入力しています。

なので、6行目の5列目を相対参照で表示させると、セイウチ太郎がE6セルにいるぞ!という結果になりました。

 

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