RIGHTB関数とは
RIGHTB関数は、指定した文字列から、指定したバイト数分だけ、右からかぞえて表示する事ができる関数です。
公式説明では下記のようになってます。
特に難しい説明もなく、そのまんまですね。
少し文字コードをかじっていると、3バイト文字とかはどうなるんじゃい!と思われるかもしれませんが、説明文にある通り、半角文字は1バイト、全角文字は2バイト、ここではこれが全てです。
RIGHTB関数の使い方
式:=RIGHTB(文字列,文字数)
まず文字列を指定して、次に取得したいバイト数を指定します。
バイト数は省略可能ではありますが、省略した場合は1とみなされるだけなので、省略して使う事はほとんどないでしょう。
文字列は、直接文字列を入力するというより、=RIGHTB(A1)のように、セルを参照させて使う事が多いです。
RIGHTB関数を使ってみる
実際にRIGHTB関数を使ってみましょう。
氏名が入力されたセルから、4バイト分を取得してみます。
結果は見てのとおり、右から4バイト分の文字を取得しました。
この時、全角は1文字で2バイト、半角は1文字で1バイトとして数えられるので、4バイト分取得するということは、全角の2文字分だけが取得されるという結果になりました。
実用例
普段使いだと、体感ではRIGHTB関数より、RIGHT関数の方が出番が多い気がします。
ではどういう場面でRIGHTB関数が強いのかというと、固定長のデータをいじる時に、とても便利に感じました。
固定長のデータというのは、1行の文字数が決められているデータです。
例えば氏名、フリガナを1レコードとしたデータがあるとします。
可変長データの場合は セイウチ太郎,セイウチタロウ というように、隙間の無いデータになります。
ですが、氏名フリガナ共に20バイト固定長の場合、として作られた場合、隙間を半角スペースや0などで埋められて セイウチ太郎________,セイウチタロウ_____________ というデータとなります。
この状態でフリガナ部分だけを取得したい場合、RIGHT関数ではうまく取得できませんが、RIGHTB関数なら20バイト分取得すると指定するだけで済みます。
同じような動作をするRIGHT関数とRIGHTB関数ですが、どちらか片方で十分ということではないので、適材適所、うまく使い分けていきましょう。
そしてRIGHT関数についての記事はコチラになります。
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