SUBSTITUTE関数とは
SUBSTITUTE関数とは、指定した文字列の中から、任意の文字を別の文字に置き換えることができる関数です。
公式説明ではこのようになっています。
文字列中の指定した文字を新しい文字で置き換えます。
要するに、エクセルにある置換機能と同じような効果ということですね。
しかしSUBSTITUTE関数を使う事で、元の文字列を壊さないで済むほか、やっぱり別の文字に置き換えたい!となった時に、簡単に対応する事ができるといったメリットがあります。
SUBSTITUTE関数の使い方
式:=SUBTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,[置換対象])
文字列から、検索文字列を探し出し、置換文字列に置き換えるという式になります。
最後の置換対象は省略可能で、必要な場面の方が少ないです。
SUBSTITUTE関数を使ってみる
実際にSUBSTITUTE関数を使ってみましょう。
このように、A2セルにあるセイウチ太郎という文字列から、イの文字を探し出し、トに置き換えることで、セトウチ太郎という結果になっています。
瀬戸内海にセイウチは生息していない
続いて、置換対象を指定した場合を試してみましょう。
例えばセセウチ太郎をセイウチ太郎にしたい場合、単純にセをイに置き換える、=SUBSTITUTE(A2,"セ","イ")という式にしてしまうと、イイウチ太郎になってしまいます。
そこで、2つ目のセだけを置換したいという指定ができるのが、置換対象となります。
ちなみに、置換対象を1とした場合は、1つ目のセだけが置換され、イセウチ太郎になります。
伊勢にはセイウチを飼育している水族館、伊勢シーパラダイスがある
そして置換対象を3にすると、今回の場合では3つ目のセが存在しないので、何も変化しません。
実用例
【例1】全角スペースを半角スペースに統一する。
式:=SUBSTITUTE(A2," "," ")
【例2】市町村などにあるケをヶに統一する
式:=SUBSTITUTE(A2,"ケ","ヶ")
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