複数の条件と合うセルを数える
値があるかどうかで数える関数が、COUNT、COUNTA、COUNTBLANKの3つ。
条件の一致した件数を数える関数が、COUNTIF関数。
そして、COUNTIFで複数の条件を指定した場合に使える、COUNTIFSという関数があります。
今回はそのCOUNTIFSについて勉強していきます。
前者についてはコチラをどうぞ。
複数条件に一致したセルをかぞえる
まずは基本的な使い方で感覚をつかみましょう。
【使い方】
=COUNTIFS(範囲1,条件1,範囲2,条件2,・・・)
条件の数だけ、範囲,条件を繰り返す。
シンプルな例として、B列の種族がセイウチで、かつ性別が男性のセルが、いくつかあるか数える場合の式は下記のようになります。
=COUNTIFS(B:B,"セイウチ",C:C,"男性")
条件にセル参照、不等式、ワイルドカードも使用可能
COUNTIF同様、条件に他セルを参照させたり、不等式を組んだり、ワイルドカードを使う事もできます。
全部盛り込んだ例がコチラ。
=COUNTIFS(A:A,F2,C:C,">" & F3)
A列がF2(〇〇〇〇次郎)であり、かつC列が50超のセルがいくつあるかを数えています。
答えは、7~10行目が当てはまるので、4つになります。
範囲指定のような使い方
不等式が使えて、複数条件が指定できるということは、範囲指定のような使い方もできます。
ありそうな例として、誕生日が1985/1/1~1987/12/31生まれの件数を数えてみましょう。
=COUNTIFS(B:B,">=" & E2,B:B,"<" & E3)
セル参照を紐解くと
=COUNTIFS(B:B,">=1985/1/1",B:B,"<1988/1/1")
日付の範囲指定を例にしましたが、もちろん単純な数値の範囲指定もできますので、幅広い使い方ができます。
EXCEL2007から登場した関数
注意点として、EXCEL2007から登場した関数ですので、訳あって古いエクセルを使われている場合などは使用できません。
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